【OMEGA 6 THE TRIANGLE STARS_レビュー】16bit風レトロフューチャーで描く、3惑星を巡る壮大な宇宙冒険!

OMEGA 6 THE TRIANGLE STARS_レビュー

商品名: OMEGA 6 THE TRIANGLE STARS
キャッチコピー: 16bit風レトロフューチャーで描く、3惑星を巡る壮大な宇宙冒険!
カテゴリ: ゲームソフト
販売元: シティコネクション
価格: 2,986円(記事制作時点での価格)
発売日: 2024年7月25日発売
商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0CZLMSF1X/

F-ZEROの生みの親が贈る、新感覚レトロフューチャーアドベンチャー!

みなさん、F-ZEROやスターフォックスシリーズをご存知ですか?それらの個性的なキャラクターを生み出した今村孝矢氏が、今度は宇宙を舞台にした全く新しいアドベンチャーゲームを作り上げました。その名も「OMEGA 6 THE TRIANGLE STARS」。16bit風のレトロな雰囲気を纏いながら、最新のゲーム性を取り入れた意欲作をご紹介します!

「OMEGA 6 THE TRIANGLE STARS」の特徴

  1. 3つの個性豊かな惑星を舞台にした冒険
  2. 16bit風ピクセルアートで描かれた美しいグラフィック
  3. コマンド選択式のアドベンチャーゲーム
  4. 独自のカードバトルシステム
  5. 宇宙フルーツを育てる「盆栽」要素
  6. 100名以上のキャラクターによる図鑑
  7. 原作デジタルコミックの収録

3つの惑星を巡る、壮大な宇宙冒険

「OMEGA 6 THE TRIANGLE STARS」の舞台は、広大な宇宙。プレイヤーは人造人間のサンダーとカイラとなり、新たな地球を見つけるための冒険に出ます。その冒険の舞台となるのが、多種多様な宇宙人が賑わう「インポスター」、過酷な環境の「炎の惑星イグニ」、富豪が集まる「氷の惑星フロスララ」の3つの惑星です。

ゲームプレイは、コマンド選択式のアドベンチャーゲーム。マップ上の気になる場所を調べたり、キャラクターと会話したりしながら物語を進めていきます。登場キャラクターは100体以上と豊富で、同じ場面でもランダムでイベントが発生するなど、何度でも楽しめる仕様になっています。

バトルシステムは、独自のカードバトル。限られた手札の中で相手の手を読み、戦略を立てて勝利を掴みます。さらに、宇宙船内の「盆栽ルーム」で育てた宇宙フルーツを使うことで、能力上昇や相手の手を変えるなどの効果を発揮。戦略性をさらに高めています。

グラフィックは16bit風のピクセルアートで描かれ、レトロゲームファンの心をくすぐります。同時に、現代的なゲームデザインも取り入れ、新鮮な体験を提供しています。

また、ゲーム内には原作となったフランスで発表されたコミック「OMEGA 6」の日本語版デジタルコミックも収録。ゲームとコミック、両方の視点から物語を楽しむことができます。

編集部員Impression

「実際にプレイしてみて、まず驚いたのはそのビジュアルの美しさです。16bit風とはいえ、現代的な技術で描かれたピクセルアートは非常に繊細で、見ていて飽きません。3つの惑星それぞれの特徴が、グラフィックによって見事に表現されています。

ゲームプレイは、昔ながらのコマンド選択式アドベンチャーゲームの良さを残しつつ、現代的な要素も取り入れています。特に、カードバトルシステムは非常に面白く、単純なじゃんけんのような運要素だけでなく、戦略性も感じられます。盆栽で育てた宇宙フルーツを使って戦略を立てる要素は、独創的で楽しいですね。

ストーリーも魅力的で、3つの惑星を巡る壮大な冒険は、SFファンにはたまらない内容です。100体以上のキャラクターとの交流も、物語に深みを与えています。ランダムイベントの存在で、複数回プレイしても新鮮さが保たれるのも良いポイントです。

ただし、テキストアドベンチャーやカードバトルが好みでない人にとっては、やや物足りなさを感じるかもしれません。アクション要素を求める人には向いていないでしょう。

また、原作コミックの収録は非常に興味深い試みですが、ゲームとコミックの世界観の違いに戸惑う人もいるかもしれません。

総じて、レトロゲームファンやSF好きには強くおすすめできる一作です。F-ZEROやスターフォックスを愛した人なら、今村氏の新たな世界観を楽しめるはずです。現代のゲームに疲れた人や、じっくりとストーリーを楽しみたい人にも良いでしょう。ただし、テンポの速いゲームを好む人には少し物足りないかもしれません。」