【くにおくんの三国志だよ全員集合! レビュー】熱血アクションが三国志の世界に殴り込み!

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くにおくんが三国志の世界に殴り込み！ド派手アクションで歴史を塗り替えろ!

人気シリーズ「くにおくん」が遂に三国志の世界に進出。お馴染みの熱血キャラクターたちが、劉備や曹操、孫権に扮して大暴れする、前代未聞の歴史改変アクションRPGだ。果たして、くにおくんたちは乱世を制することができるのか？

本作最大の魅力は、くにおくんシリーズお馴染みの爽快アクションと三国志の世界観が融合した独特の世界観だ。劉備や曹操といった有名武将に扮したキャラクターたちが、くにおくんらしい派手な必殺技を繰り出す様子は、シュールでありながら不思議な魅力にあふれている。

バトルシステムは、ワンボタンで強力な必殺技が発動可能な親しみやすい設計。SPゲージを溜めて超必殺技を放つことで、大量の敵を一網打尽にできる爽快感は格別だ。初心者でも気軽に楽しめる一方で、コンボや立ち回りを極めれば、より深い駆け引きも可能となっている。

アクションゲームでありながら、三国志らしさも忘れていない。本作では10種類の「計略」を使いこなすことができ、敵を攻撃したりアイテムを出現させたりと、戦況を有利に進められる。ピンチを切り抜けるための重要な要素となるだろう。

「くにおくんの三国志だよ全員集合!」は、くにおくんシリーズのファンはもちろん、三国志ファンにとっても新鮮な体験となる意欲作だ。特に印象的だったのは、くにおくんらしい派手な技と三国志の世界観が見事に融合している点。最初は違和感を覚えるかもしれないが、プレイを進めるうちに不思議とハマってしまう。

ゲームシステムは、シリーズファンにはお馴染みの爽快アクションを踏襲しつつ、三国志ならではの「計略」要素を加えることで、より戦略性の高い内容となっている。ワンボタンで繰り出せる派手な必殺技は、アクションゲームが苦手な人でも楽しめる工夫だ。

ストーリーモードは、黄巾の乱から赤壁の戦いまでを6章構成でコンパクトにまとめており、三国志初心者でも楽しめる内容となっている。一方で、三国志ファンにとっては少々物足りなさを感じるかもしれない。

おまけモードの「三国英雄録～赤壁ノ章～」は、ストーリーモードでは使用できなかったキャラクターも含む総勢24キャラクターが使用可能となっており、やり込み要素として十分な内容だ。

気になる点としては、敵の数が多く、時に圧倒されてしまう場面があることだ。また、アスレチック要素のある場面では、やや操作性の厳しさを感じる場面もあった。

総じて、「くにおくんの三国志だよ全員集合!」は、くにおくんシリーズの熱血アクションと三国志の世界観が融合した、ユニークで楽しい作品と言える。シリーズファンはもちろん、新しいゲーム体験を求める人にもおすすめの一本だ。