【鳥類弁護士の事件簿 レビュー】19世紀フランスを舞台に繰り広げられる、ユニークな法廷アドベンチャー!

鳥類弁護士の事件簿 レビュー

商品情報:

  • 商品名: 鳥類弁護士の事件簿
  • キャッチコピー: 19世紀のフランスに羽ばたく、鳥類弁護士のアドベンチャーミステリー!
  • カテゴリ: Nintendo Switchゲームソフト
  • 販売元: レオフル
  • 価格: 2,600円(記事制作時点での価格)
  • 発売日: 2022年12月15日
  • 商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0BDM7YPNG

動物たちが活躍する、ユニークな法廷アドベンチャーゲーム

鳥類弁護士の事件簿は、19世紀のフランスを舞台に、鳥の弁護士が無実の罪で起訴された者たちを救うために奮闘する、ユニークな法廷アドベンチャーゲームだ。プレイヤーは主人公のジェイジェイ・ファルコンとなり、パリ中を飛び回って証拠を集め、白熱の法廷バトルを繰り広げることになる。美しいアートワークと古典音楽、そして動物たちによる軽妙なやり取りが、プレイヤーを19世紀のパリへと誘う。

本作の特徴

  1. 19世紀フランスの風刺画をベースにした美しいビジュアル
  2. カミーユ・サン=サーンスの音楽による雰囲気作り
  3. 3つの異なるルートと結末
  4. パリの実在の名所を舞台にした探索
  5. 動物たちによる軽妙なやり取りと鳥ジョーク

美しいビジュアルと音楽

本作の最大の魅力は、その美しいビジュアルと音楽だ。19世紀の風刺画家J・J・グランヴィルのアートスタイルを基にしたキャラクターデザインは、当時の雰囲気を見事に再現している。また、ロマン派を代表する作曲家カミーユ・サン=サーンスの音楽が、ゲームの世界観をより深く演出している。

白熱の法廷バトル

ゲームプレイの中心となるのは、法廷での弁護活動だ。プレイヤーは集めた証拠を基に、狡猾な検事と対決し、陪審員と判事を説得しなければならない。逆転裁判シリーズのファンにも楽しめる、緊張感のある法廷バトルが展開される。

パリの名所を巡る探索

法廷バトルの前段階として、パリ中を飛び回って証拠を集める探索パートがある。ルーブル宮殿やノートルダム寺院など、実在の名所が登場し、19世紀のパリの雰囲気を存分に味わうことができる。

編集部員Impression

「鳥類弁護士の事件簿をプレイして、まず驚いたのはそのユニークな世界観です。19世紀のフランスを舞台に、動物たちが人間社会を模した生活を送る様子は、とても新鮮で面白かったです。特に、主人公のジェイジェイ・ファルコンと助手のスパロウソンのやり取りは、思わず笑ってしまうほど軽妙でした。

ゲームプレイは、探索パートと法廷パートに分かれていますが、どちらも非常に楽しめました。探索パートでは、パリの名所を巡りながら証拠を集めていく過程が、まるで19世紀のパリを旅しているような気分にさせてくれます。法廷パートは、逆転裁判シリーズを彷彿とさせる展開で、証拠を提示するタイミングや反論のしどころなど、緊張感のある駆け引きが楽しめました。

特に印象的だったのは、ゲームの芸術性の高さです。J・J・グランヴィルの風刺画をベースにしたビジュアルは、当時の雰囲気を見事に再現しており、目を奪われました。また、カミーユ・サン=サーンスの音楽が、ゲームの世界観をより深く演出していて、プレイ中はまるで19世紀のフランスにタイムスリップしたかのような感覚を味わえました。

ただ、一部のプレイヤーが指摘しているように、ゲーム中のセーブ機能やログの閲覧機能など、現代のゲームでは当たり前の機能がやや不足している点は、改善の余地があると感じました。また、ゲームの長さについても、もう少し長くても良かったかなと思います。

それでも、ユニークな設定、美しいビジュアル、そして楽しい法廷バトルと探索要素のバランスが取れた、非常に魅力的な作品だと感じました。法廷もの好きはもちろん、ユニークな世界観のアドベンチャーゲームを楽しみたい方にもおすすめできる一本です!」