【スペースベース スタートピア レビュー】宇宙ステーション経営シミュレーションの奥深さと操作性の壁

スペースベース スタートピア レビュー

商品情報:

  • 商品名: スペースベース スタートピア
  • キャッチコピー: 銀河系で最高の宇宙ステーションを作ろう!
  • カテゴリ: Nintendo Switchゲームソフト
  • 販売元: 任天堂
  • 価格: 5,666円(記事制作時点での価格)
  • 発売日: 2021年9月16日
  • 商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B097THX6C3

宇宙ステーション経営の奥深さとユーモアが魅力の一作

スペースベース スタートピアは、宇宙ステーションの運営と建設を行うシミュレーションゲームだ。プレイヤーは使用されていなかった宇宙ステーションの司令官となり、様々な種族のエイリアンたちを満足させながら、観光地としての発展を目指す。3つのデッキを効率よく運営し、8種類の多様なエイリアンを楽しませ、時には侵入者から基地を守るという、多岐にわたる要素が楽しめる一作となっている。

本作の特徴

  1. 3つのデッキ(一般・娯楽・バイオ)を運営する奥深い経営シミュレーション
  2. 8種類のエイリアン種族それぞれのニーズに応える必要性
  3. ユーモアあふれる毒舌AIナレーターによる案内
  4. リアルタイムストラテジー要素を含む侵入者との戦闘
  5. 10のミッションで構成される「キャンペーン」モード

奥深い経営シミュレーション

本作の最大の魅力は、その奥深い経営シミュレーション要素だ。3つのデッキ(一般・娯楽・バイオ)それぞれに異なる役割があり、それらをバランスよく運営していく必要がある。例えば、一般デッキでは生活に必要な設備を、娯楽デッキではエイリアンたちを楽しませる施設を、バイオデッキでは植物栽培や資源採取を行う。これらを効率よく配置し、運営していくのが本作の醍醐味となっている。

個性豊かなエイリアンたち

8種類のエイリアン種族それぞれに異なるニーズがあり、それらを満たしていく必要がある点も本作の特徴だ。例えば、ある種族は娯楽を好み、別の種族は清潔さを重視するといった具合だ。これらのバランスを取りながら、すべての種族を満足させていくのは、なかなかの挑戦となる。

ユーモアあふれるAIナレーター

ゲーム内で案内役を務めるAIナレーターのVALは、その毒舌かつユーモアあふれる語り口で、プレイヤーを楽しませてくれる。時にはプレイヤーの失敗を皮肉ったり、時には励ましたりと、そのコメントは単なる説明以上の魅力を持っている。

編集部員Impression

「スペースベース スタートピアをプレイして、まず感じたのはその奥深さです。3つのデッキを効率よく運営し、8種類のエイリアンを満足させるという複雑な要素が絡み合い、非常に深い戦略性を感じました。特に、各デッキの相互作用を考えながら施設を配置していく過程は、パズルを解くような面白さがありました。

また、AIナレーターのVALの存在も大きな魅力でした。その皮肉めいたコメントに思わず笑ってしまうこともあり、ゲームの雰囲気を和ませてくれています。

ただし、操作性に関しては少し難があると感じました。特にNintendo Switch版では、コントローラーでの細かい操作が難しく、チュートリアルの説明も不十分な部分があり、最初は戸惑うことが多かったです。PC版と比べると、やはりコンソール向けの最適化が十分でない印象を受けました。

また、ゲームの進行に伴って処理が重くなり、メニューの表示に時間がかかるなどの技術的な問題も気になりました。

総合的には、宇宙ステーション経営という独特な設定と、奥深いゲームプレイは非常に魅力的です。しかし、操作性や技術的な問題点を考慮すると、Switch版よりもPC版をおすすめしたいと思います。それでも、宇宙や経営シミュレーションが好きな方、そして少し変わった設定のゲームを楽しみたい方には、チャレンジする価値のある一本だと感じました。」