【紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌_レビュー】東方Projectの世界観を継承する、進化した2Dアクション!

紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌_レビュー

商品名: 紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌(ストレンジャーズ・レクイエム)
キャッチコピー: 妖幻紅魔城の謎を解き明かせ!華麗なる弾幕アクション、再び!
カテゴリ: ゲームソフト
販売元: シーエフケー(CFK)
価格: 3,600円(記事制作時点での価格)
発売日: 2023年12月14日
商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0CGTQHKDH/

人気の「東方Project」キャラクターが登場する横スクロールアクションゲーム『紅魔城レミリア 緋色の交響曲』の待望の続編。今作では紅魔館のメイド「十六夜咲夜」が主人公となり、消えたはずの紅魔城で繰り広げられる新たな物語と、さらに進化したアクションが楽しめます。

商品の特徴:

  • 東方Projectの世界観を活かした横スクロールアクションゲーム
  • 前作から進化したグラフィックとサウンド
  • 新主人公「十六夜咲夜」によるスタイリッシュなアクション
  • 最大3つのサブウェポン/パートナーを装備可能な新システム
  • 華麗な弾幕バトルと東方キャラクターとの対決
  • 豪華声優陣によるフルボイス
  • メインストーリークリア後に解放される追加シナリオ
  • ボスラッシュモードや前作主人公のプレイアブル化など新要素追加
  • 4言語対応(日本語、韓国語、中国語簡体字、中国語繁体字)

進化した「東方ゴシックホラーアクション」

「紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌」は、前作の魅力を継承しつつ、あらゆる面でパワーアップを遂げた意欲作だ。本作の最大の特徴は、紅魔館のメイド「十六夜咲夜」を主人公に据えた新たなストーリー展開にある。突如消えたレミリアと紅魔館の住人たち、そして来ない春の謎を追って、消えたはずの紅魔城に乗り込むという設定は、東方Projectファンの興味を大いに惹くものとなっている。

ゲームプレイも大きく進化している。咲夜の特徴を活かしたナイフによる近距離攻撃に加え、「バックステップ」や「ソウルスカルプチュア」「飛び蹴り」といった新アクションが追加された。これにより、前作以上にスタイリッシュで爽快な戦闘が楽しめるようになっている。

戦略性を高める新システム

本作で特筆すべきは、サブウェポン/パートナーシステムの強化だ。ステージ選択前に最大3つのサブウェポンまたはパートナーを装備できるようになり、戦略の幅が大きく広がった。「ナイフ投擲」や「懐中時計」といった咲夜らしいサブウェポンに加え、東方キャラクターをパートナーとして召喚できるシステムは、ファンにとって非常に魅力的な要素となっているだろう。

また、華麗な弾幕バトルも健在だ。東方Projectでおなじみのキャラクターたちとの対決は、美しくも激しい弾幕の応酬が楽しめる。これらのボス戦は、本作の最大の見どころの一つと言えるだろう。

豊富な追加要素

メインストーリーをクリアした後には、追加シナリオが解放される。さらに、ボスラッシュモードや前作の主人公「博麗霊夢」のプレイアブル化など、やり込み要素も充実している。これらの追加コンテンツにより、ゲームの寿命が大幅に延びているのは嬉しいポイントだ。

編集部員Impression

本作をプレイして最も印象に残ったのは、そのビジュアルとサウンドの美しさだ。前作からさらに磨きがかかったグラフィックは、東方Projectの世界観を見事に表現している。特に、ボスキャラクターの弾幕攻撃は圧巻で、その美しさに見とれてしまうほどだ。

ゲームプレイも非常に洗練されている。十六夜咲夜の動きは軽快で、新たに追加されたアクションを使いこなすことで、よりスタイリッシュな戦闘が楽しめる。特に、バックステップを駆使した敵の攻撃の回避は、爽快感があり、上手く決まると非常に気持ちが良い。

サブウェポン/パートナーシステムの強化も、ゲームに深みを与えている。3つのスロットをどのように埋めるかで、プレイスタイルが大きく変わるため、自分なりの戦略を考えるのが楽しい。また、パートナーとして東方キャラクターを召喚できる点は、ファンにとって大きな魅力になっているだろう。

ストーリー面では、東方Projectの世界観をよく知らないプレイヤーにとっては、やや理解しづらい部分があるかもしれない。しかし、豪華声優陣によるフルボイスのおかげで、キャラクターたちの個性は十分に伝わってくる。

難易度に関しては、前作同様にやや高めに設定されている印象だ。特に弾幕の激しいボス戦では、初心者にとってはやや厳しく感じる場面もあるだろう。しかし、これも東方Projectらしさの一つと言える。

一方で、いくつか気になる点もあった。レベルアップシステムがないため、プレイヤーの成長を実感しづらい点や、敵の硬さが気になるという声もある。また、会話イベントが長いと感じるプレイヤーもいるようだ。

総じて、「紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌」は、前作の魅力を継承しつつ、多くの面で進化を遂げた意欲作と言える。東方Projectファンはもちろん、2Dアクションゲームファンにとっても、十分に楽しめる内容となっているだろう。難易度は高めだが、その分やりがいもある。スタイリッシュなアクションと美しい弾幕バトルを楽しみたい方には、強くおすすめできる一作だ。