【Devil Engine: Complete Edition_レビュー】32ビット時代を彷彿とさせる熱血横スクロールSTG!

Devil Engine: Complete Edition_レビュー

商品名: Devil Engine: Complete Edition
キャッチコピー: つらぬく閃光を放て! AIスペースシップ、アンドラステを操作して、あまたの敵を破りデビルエンジンを破壊せよ!
カテゴリ: ゲームソフト
販売元: Beep Japan
価格: 3,418円(記事制作時点での価格)
発売日: 2023年11月9日
商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0CB5H6PZD/

破滅の未来を避けるために、人類に背いた救済者を破壊する最終ミッション。唯一の希望、アンドラステは敵と化した地球の全軍事力とぶつかりながら、デビルエンジン打倒を目指す。32ビット時代の名作STGから大きな影響を受けた、クラシックな横スクロールシューティングゲーム。

商品の特徴:

  • クラシックな横スクロールシューティングゲーム
  • 32ビット時代の名作STGから影響を受けたゲームデザイン
  • 6つの細かく描かれたステージ
  • 3種類のショットとユニークなボムシステム
  • コンボとバーストシステムによる高度なスコアアタック要素
  • 8つのゲームモード
  • STGで有名な作曲家、九十九百太郎氏による血沸き立つサウンドトラック
  • DLC「イグニッション」を含むComplete Edition
  • ボーナスタイトル「1993 シェナンドー」を収録(Switch版はゲームカートリッジ内にインストール済み)

32ビット時代の名作を彷彿とさせる熱血STG

「Devil Engine: Complete Edition」は、90年代後半から2000年代初頭にかけて一世を風靡した横スクロールシューティングゲームの魂を受け継ぐ意欲作だ。ゲームプレイ、グラフィック、サウンドのすべてにおいて、当時の名作STGへのオマージュが感じられる。

本作の最大の魅力は、その洗練されたゲームプレイにある。3種類のショットとユニークなボムシステムを駆使して、画面上のあらゆる敵を撃破していく爽快感は格別だ。さらに、コンボシステムとバーストシステムを組み合わせた高度なスコアアタック要素は、熟練プレイヤーの腕を存分に試すことができる。

美しいピクセルアートと心躍るサウンドトラック

グラフィックは、32ビット時代を彷彿とさせる美しいピクセルアートで描かれている。細かく作り込まれた6つのステージは、それぞれが独特の雰囲気を持ち、プレイヤーを飽きさせない。特に、ボスキャラクターのデザインと動きは秀逸で、まさに往年の名作STGのボス戦を彷彿とさせる出来栄えだ。

サウンドトラックも本作の大きな魅力の一つだ。STGで有名な作曲家、九十九百太郎氏が手掛けた楽曲は、ゲームの世界観と完璧にマッチしており、プレイヤーの血を沸き立たせる。激しい戦闘シーンを盛り上げる楽曲は、まさにSTGの醍醐味を存分に味わえる。

豊富なゲームモードとDLCコンテンツ

本作には8つのゲームモードが用意されており、プレイヤーの好みや腕前に合わせて楽しむことができる。また、Complete Editionには DLC「イグニッション」が含まれており、3種類の新機体や改造された6つの新ステージなど、さらなる挑戦を楽しむことができる。

さらに、ボーナスタイトルとして「1993 シェナンドー」が収録されているのも嬉しいポイントだ。Switch版ではゲームカートリッジ内にインストールされているため、追加でのダウンロードも必要なく、すぐにプレイを楽しめる。

編集部員Impression

本作をプレイして最も印象に残ったのは、その高い完成度と昔ながらのSTGの魅力を見事に再現している点だ。グラフィックは32ビット時代を思わせる美しいピクセルアートで、細部まで丁寧に作り込まれている。特にボスキャラクターのデザインは秀逸で、そのスケール感と独特の攻撃パターンは、まさに往年の名作STGを彷彿とさせるものだった。

ゲームプレイも非常に洗練されている。3種類のショットとボムシステムの組み合わせは、単純でありながら奥が深く、プレイを重ねるごとに新たな戦術を発見する楽しさがある。また、コンボとバーストシステムを駆使したスコアアタックは、上級者にとって非常にやりがいのある要素となっているだろう。

サウンドトラックも本作の魅力を大いに引き立てている。九十九百太郎氏による楽曲は、ゲームの世界観にぴったりとマッチしており、プレイ中、思わず体が前のめりになってしまうほどの没入感がある。

一方で、難易度に関しては少し高めに設定されている印象だ。特に序盤から敵の弾のスピードが速く、初心者にとってはやや敷居が高く感じるかもしれない。しかし、これもまた往年のSTGの特徴の一つであり、むしろ本作の魅力とも言えるだろう。

DLCの「イグニッション」が含まれているのも大きなポイントだ。新たな機体や改造されたステージは、本編をクリアした後の新たな挑戦として非常に魅力的だ。また、ボーナスタイトルの「1993 シェナンドー」も含まれているため、ボリューム感も十分だ。

総じて、「Devil Engine: Complete Edition」は、32ビット時代のSTGの魂を現代に蘇らせた秀作と言える。往年のSTGファンはもちろん、近年のSTGに物足りなさを感じていたプレイヤーにもおすすめの一作だ。難易度は高めだが、その分やりがいも十分。腕に自信のあるプレイヤーは、ぜひ挑戦してみてほしい。