【百英雄伝_レビュー】100人を超える英雄たちが織りなす壮大なRPG!

百英雄伝_レビュー

商品名: 百英雄伝
キャッチコピー: 空の戦士だけが見る事のできる世界の起源と真実を探しに行こう!
カテゴリ: ゲームソフト
販売元: 505 Games
価格: 2,217円(記事制作時点での価格)
発売日: 2024年4月23日
商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0CJ8QH9WT/

クラウドファンディングで世界中のファンから圧倒的な支持を受けて誕生した新作RPG。幻想水滸伝シリーズで知られる村山吉隆氏がシナリオを担当し、河野純子氏がキャラクターデザインを手掛けた注目作が遂に登場!

商品の特徴:

  • 100人以上の個性豊かな英雄たちが登場する群像劇
  • 最大6名編成のターン制コマンドバトル
  • 複数の英雄による協力技「英雄コンボ」
  • プレイヤーの思い通りに発展させられる「本拠街」
  • ドット画と3Dの融合による新しい表現
  • 豪華声優陣による熱演
  • 「一騎打ち」「戦争モード」など多彩なバトルシーン
  • 桜庭統氏、なるけみちこ氏による音楽

100人を超える英雄たちが紡ぐ壮大な物語

「百英雄伝」の最大の魅力は、その壮大な世界観と100人を超える個性豊かな英雄たちだ。プレイヤーは諸国連合の警備隊士「ノア」、ガルディア帝国の若き士官「セイ・ケースリング」、古代遺跡を守るガーディアンの少女「メリサ」の3人を主人公として、オールラーン大陸を舞台に冒険を繰り広げる。

物語は、神秘的な力を秘めた「魔導レンズ」をめぐる諸国の争いから始まる。プレイヤーは様々な国や派閥との関わりの中で、自らの生きる意味を探していく。多様な価値観を持ち、それぞれの想いを抱えた英雄たちとの出会いは、プレイヤーに新たな視点と感動を与えてくれるだろう。

戦略性と爽快感を兼ね備えたバトルシステム

本作の戦闘は、最大6名編成のターン制コマンドバトルを採用している。100を超える英雄たちは、それぞれ個性豊かな攻撃スキルを持っており、パーティ編成の自由度は非常に高い。さらに、仲間同士の「絆」を力に変える「英雄コンボ」システムにより、戦略性と爽快感が両立された戦闘を楽しむことができる。

また、通常のバトルだけでなく、「一騎打ち」や「戦争モード」など、ストーリーの進行に合わせて様々なバトルシーンが展開される。特に「戦争モード」では、戦場全体を俯瞰しながら軍団を操る、大規模な戦闘を体験できる。

発展し続ける「本拠街」

英雄たちの活動拠点となる「本拠街」は、プレイヤーの思い通りに発展させることができる。新たな仲間が加わるたびに街は活気を帯び、畑や牧場、様々な施設が建設可能になっていく。

軍事施設を拡充して武器を開発したり、商業施設を充実させてビジネスを発展させたりと、自由度の高い街づくりが楽しめる。さらに、劇場やレース場など、多彩なミニゲームも用意されており、戦闘以外の楽しみも豊富だ。

編集部員Impression

本作をプレイして最も印象に残ったのは、その圧倒的なボリュームと世界観の深さだ。100人を超える英雄たちが登場する群像劇は、まさに「百英雄伝」の名に相応しい壮大さがある。それぞれのキャラクターに丁寧な背景設定が施されており、豪華声優陣の演技も相まって、物語への没入感は抜群だ。

バトルシステムも、シンプルながら奥深い。「英雄コンボ」システムは特に秀逸で、キャラクター同士の関係性を考慮しながらパーティを組むのが楽しい。また、「戦争モード」での大規模戦闘は、まるで戦略シミュレーションゲームを遊んでいるかのような臨場感があり、RPGファンだけでなく、戦略ゲーム好きにもおすすめだ。

グラフィックは、ドット画と3Dを組み合わせた独特の表現が印象的。懐かしさと新しさが融合した美しい映像は、本作の世界観をより一層引き立てている。

一方で、気になる点もいくつか挙げられる。ロード時間が長く、特に街の出入りや戦闘開始時にストレスを感じることがある。また、一部のユーザーからはフリーズやバグの報告もあるため、今後のアップデートに期待したい。

総じて、「百英雄伝」は壮大な物語と深いゲームシステムを持つ、意欲的な作品だ。技術的な問題はあるものの、RPGファンにとっては見逃せない一作となっている。特に、「幻想水滸伝」シリーズのファンや、群像劇的な物語を好む方には強くおすすめしたい。