【ゲームレビュー】『Dead Cells: Return to Castlevania Edition』 ― ローグライクとメトロイドヴァニアの融合が生んだ傑作

『Dead Cells: Return to Castlevania Edition』レビュー

ゲーム情報

  • タイトル: Dead Cells: Return to Castlevania Edition
  • 開発元: Motion Twin / Evil Empire
  • 発売元: 3goo
  • プラットフォーム: Nintendo Switch
  • ジャンル: アクションローグライト
  • 発売日: 2023年9月14日
  • 価格: 3,373円(税込)
  • CERO: C(15才以上対象)
  • 商品ページ: https://amzn.asia/d/9C3OA4N

高評価を獲得し続けるアクションローグライト『Dead Cells』が、名作『悪魔城ドラキュラ』シリーズとコラボした拡張版となって登場!本体と5つの追加コンテンツを収録した完全版で、新たな冒険の扉が開かれます。果たして、この融合は成功したのでしょうか?

ゲームの特徴

  1. ローグライク×メトロイドヴァニア: 死ぬたびにマップが変化するローグライク要素と、探索要素の強いメトロイドヴァニア的なゲーム性が融合。
  2. 高速アクション: スムーズな操作感と爽快なコンボアクションが特徴。
  3. 豊富な武器とアイテム: 多彩な武器や能力を組み合わせて、自分だけのビルドを作成可能。
  4. 『悪魔城ドラキュラ』世界の再現: アイコニックなステージや敵キャラクター、BGMが登場。
  5. 膨大なコンテンツ: 本編に加え、5つの大型DLCを収録。長時間プレイが可能。

ゲームプレイの詳細

基本システム

プレイヤーは「囚人」となり、常に変化する城を探索します。死亡するとほとんどの所持品を失い、最初からやり直しになりますが、一部の永続的なアップグレードは引き継がれます。

アクション

ジャンプ、回避、攻撃を組み合わせた高速アクションが魅力。壁を駆け上がったり、敵の頭上を飛び越えたりと、スタイリッシュな動きが可能です。

武器とスキル

剣や弓、盾など多彩な武器に加え、特殊能力を持つスキルを装備可能。これらを組み合わせて、自分好みの戦闘スタイルを確立できます。

『悪魔城ドラキュラ』要素

  • ドラキュラ城をモチーフにしたステージ
  • リヒター・ベルモンドやアルカードなど、おなじみのキャラクターが登場
  • 『悪魔城ドラキュラ』シリーズの名曲がアレンジされたBGM
  • ムチや十字架など、シリーズおなじみの武器が使用可能

編集部の評価

本作の最大の魅力は、『Dead Cells』の爽快なアクションと『悪魔城ドラキュラ』の世界観が見事に融合している点です。ファンにはたまらない演出の数々に加え、ゲームプレイ自体も非常に洗練されています。

特筆すべきは、難易度設定の幅広さです。初心者向けのアシストモードから、上級者向けの高難度モードまで用意されており、幅広いプレイヤーが楽しめる作りになっています。

グラフィックスも秀逸で、ドット絵ながら細部まで作り込まれた背景や、流麗なアニメーションは見ているだけで楽しめます。また、サウンドも『悪魔城ドラキュラ』シリーズの名曲をアレンジしたBGMが、ゲームの雰囲気を存分に盛り上げています。

一方で、ローグライク特有の繰り返しプレイに苦手意識がある人には、やや敷居が高く感じられるかもしれません。しかし、永続的なアップグレードシステムにより、少しずつ強くなっていく感覚は、やりがいがあります。

総合評価:★★★★☆(5点満点中4.5点)

アクションゲーム好きはもちろん、『悪魔城ドラキュラ』ファンにもおすすめの一本です。ローグライクとメトロイドヴァニアの要素を見事に融合させた本作は、何度もプレイしたくなる中毒性の高さが魅力。豊富なコンテンツ量も相まって、長く楽しめる作品となっています。