目次
商品情報
- 商品名: BAR ステラアビス
- キャッチコピー: 星座の力で紡ぐ、夢の世界の冒険
- カテゴリ: ゲームソフト
- 販売元: 日本一ソフトウェア
- 価格: 6,141円(記事制作時点での価格)
- 発売日: 2024年2月29日
- 商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0CN9KG1BY/
導入文
日本一ソフトウェアが贈る完全新作シミュレーションRPG『BAR ステラアビス』が登場! 星座の力を駆使して異世界のダンジョンを探索する、ユニークなローグライクSRPGだ。現実世界のバーでの交流と、夢の中での冒険が織りなす、心温まる物語に引き込まれる。
商品の特徴
- ローグライク要素とシミュレーションRPGの融合
- プレイごとに変化する夢の世界「ヨイの世界」探索
- 星座の力「ステラ」を組み合わせた独自の戦闘システム
- バー「ステラアビス」での常連客との交流
- カクテルによるキャラクター強化システム
- 全130種類のスキルと10人未満のキャラクターによる戦略性
- 美しいグラフィックと魅力的な音楽
- 重厚なストーリー展開と個性豊かなキャラクター
本文
現実と夢の狭間で紡がれる、心温まる物語
『BAR ステラアビス』の舞台は、都会の片隅にひっそりと佇む隠れ家的バー「ステラアビス」。日々に疲れ果てた主人公が、風に舞うチラシに導かれてこのバーを訪れたことから物語は始まる。マスターに勧められるまま、カクテルを口にした主人公は突如として眠りに落ち、「ヨイの世界」と呼ばれる夢の世界へと迷い込んでしまう。
この夢の世界で、主人公は顔と腕を奪われ、不思議な生き物たちに囲まれた幻想的な光景の中に閉じ込められてしまう。現実世界に戻るため、そして奪われた顔と腕を取り戻すため、主人公は星座の力を借りながら、謎に満ちた「ヨイの世界」を探索することになる。
星座の力「ステラ」が生み出す、独創的な戦闘システム
本作の戦闘システムの核となるのが、星座の力「ステラ」だ。プレイヤーは、ダンジョン探索中にランダムに入手できる「ステラ」を、キャラクターの攻撃スロットに装備していく。各キャラクターには近距離、遠距離、範囲攻撃の3系統があり、それぞれに3個ずつ、計9個の「ステラ」を装備できる。
「ステラ」にはダメージを与えるものの他、バフ、デバフ、設置、移動など様々な効果があり、これらを組み合わせることで多彩な戦術を構築できる。例えば、最初に防御デバフを与えてから高威力の攻撃を仕掛けたり、攻撃後に後退するステラを組み合わせて安全に立ち回ったりと、状況に応じた柔軟な戦略が求められる。
さらに、「ステラ」の形状が星座の獣のツノや蹄を模していたりと、ビジュアル面でも凝った作りになっている。
バーでの交流が深める、キャラクターたちの魅力
現実世界のバー「ステラアビス」では、個性豊かな常連客たちとの交流を楽しむことができる。彼らと酒を酌み交わしながら会話を重ねていくことで、物語の真相が徐々に明らかになっていく。
特筆すべきは、キャラクターたちの深みのある描写だ。一見して想像する性格とは異なる一面が徐々に明らかになっていき、プレイヤーの感情を揺さぶる。彼らとの会話は単なる日常会話に留まらず、時にディープな内容に踏み込むこともあり、キャラクターへの愛着が自然と湧いてくる。
カクテルが彩る、戦略性と世界観
バーでは、様々なカクテルを楽しむことができる。これらのカクテルは単なる演出ではなく、ゲームプレイに直結する重要な要素となっている。各カクテルには独自のスキルとパラメータアップ効果が設定されており、どのカクテルを飲んでから「ヨイの世界」に挑むかが戦略の鍵を握る。
カクテルの種類は、ゲームを進めるにつれて増えていく。その過程で、現実のお酒の知識も自然と身につくのも本作の魅力の一つだ。美しく描かれたカクテルのイラストと、その説明文を楽しむだけでも、プレイヤーを酔わせてくれる。
編集部員Impression
「『BAR ステラアビス』は、一見すると複雑なシステムの組み合わせに思えますが、プレイしてみると不思議なほどしっくりくる、独創的な作品でした。特に印象的だったのは、現実世界のバーでの交流と、夢の中での冒険が見事に調和している点です。
戦闘システムは、「ステラ」の組み合わせによる戦略性が秀逸でした。ランダムに入手するステラを、いかに効果的に組み合わせるかを考えるのが非常に楽しく、何度もプレイしたくなる中毒性がありました。特に、星座の形をモチーフにしたビジュアルデザインは、ゲームの世界観をうまく表現していると感じました。
キャラクターの魅力も本作の大きな強みです。バーでの会話を重ねるごとに、キャラクターたちの隠された一面が明らかになっていく展開は、まるで実際に友人との関係を深めていくかのような感覚を覚えました。時にはシリアスな話題に踏み込むこともあり、単なる明るいだけの交流ではない深みのあるストーリーテリングが印象的でした。
カクテルシステムも、ゲームプレイと世界観をうまく結びつけている要素だと感じました。実在するカクテルをゲーム内で再現し、それぞれに効果を持たせる発想は斬新で、プレイヤーの興味を現実世界のカクテルにも向けさせる良いきっかけになりそうです。
一方で、いくつか改善の余地も感じました。例えば、ダンジョンの背景デザインは時に視認性を損なう場面があり、キャラクターや敵を見分けにくいことがありました。また、UIの一部、特に戦闘中のダメージ予測や敵の残HPの表示などは、もう少し分かりやすくなると良いかもしれません。
総プレイ時間は約40時間でしたが、エンディングを迎えた後も、まだまだ遊びたいと感じるほど魅力的な作品でした。ローグライク要素とシミュレーションRPGの融合、そして独特の世界観とキャラクター描写が織りなす『BAR ステラアビス』は、新しいゲーム体験を求めるプレイヤーにとって、間違いなくおすすめの一本です。」(ゲーム担当 M)