【シカトリス_レビュー】約300種のスキルで紡ぐ、新感覚学園RPG!

シカトリス_レビュー

商品情報

  • 商品名: シカトリス
  • キャッチコピー: 約300種のスキルで紡ぐ、新感覚学園RPG!
  • カテゴリ: ゲームソフト
  • 販売元: 日本一ソフトウェア
  • 価格: 4,306円(記事制作時点での価格)
  • 発売日: 発売中
  • 商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0BVLSV7TJ/

導入文

日本一ソフトウェアが放つ新作RPG『シカトリス』が登場! 教師として学園生活を送りながら、有事の際には生徒たちで構成された特殊部隊を率いて危険な任務に立ち向かう。約300種類もの膨大なスキルと自由度の高いキャラクター育成が特徴の、新感覚学園RPGだ。

商品の特徴

  • 約300種類の膨大なスキルシステム
  • 自由度の高いキャラクター育成
  • 教師として生徒を育成する学園生活パート
  • 生徒たちの提案から選択する独特のコマンドバトル
  • 異能を持つ生徒たちとの交流
  • 複数回のプレイを前提とした周回システム
  • ダークな世界観とストーリー展開
  • プレイヤーごとに異なる攻略が可能

本文

教師として生徒を育て、特殊部隊を指揮せよ

『シカトリス』の舞台は、人類が「異能」と呼ばれる超常の力に目覚めてから約1世紀が経過した世界。プレイヤーは、ある事件をきっかけに異能を失った教師となり、特殊学級「RAUT(予備対異常異能班)」の三〇二分隊に赴任することになる。

ゲームは大きく分けて、学園生活パートと戦闘パートの2つで構成されている。学園生活パートでは、教師として毎週の授業スケジュールを立て、7人の生徒たちを育成していく。成長に応じて生徒たちは新たなスキルを習得し、戦闘力を高めていく。

約300種のスキルがもたらす戦略性

本作の最大の特徴は、約300種類もの膨大なスキルシステムだ。しかし、各キャラクターが装備できるスキル数には上限があるため、戦う相手に合わせてスキルを取捨選択することが攻略の鍵となる。この自由度の高さにより、プレイヤーごとに全く異なる攻略法が生まれる可能性があり、やり込み要素としても魅力的だ。

独特のコマンドバトルシステム

戦闘は、生徒たちが提案してくる行動の中から、1ターンに1つだけ行動を選択するコマンドバトル形式を採用している。「提案と選択」というユニークなシステムにより、生徒たちと共に戦っているような一体感を味わえるのが特徴だ。

プレイヤーは的確な指揮で生徒たちを勝利に導かなければならない。人の負の感情が生み出した「異形」や、異能を悪用する犯罪者たちとの戦いは、緊張感に満ちたものになるだろう。

周回プレイで深まるストーリー

本作は複数回のプレイを前提とした周回システムを採用している。1周目ではわからなかった謎が2周目、3周目と進むにつれて明らかになっていく。また、周回ごとに獲得できるボーナスもあり、より強力な育成が可能になる。

ストーリーは全体的にダークな世界観が特徴で、異能を持つ生徒たちの苦悩や葛藤が描かれる。教師として生徒たちと向き合い、彼らの成長を見守りながら物語を紡いでいく過程は、プレイヤーに深い感情移入をもたらすだろう。

編集部員Impression

「『シカトリス』は、一見すると王道的な学園RPGの装いを纏いながらも、そのゲームシステムは非常にユニークで挑戦的です。特に印象的だったのは、約300種類ものスキルを組み合わせて自分だけの戦略を構築できる点です。これにより、プレイヤーの創意工夫が存分に活かされ、何度もプレイしたくなる中毒性の高さを感じました。

また、教師として生徒たちを育成していく学園生活パートも魅力的です。キャラクターたちの成長を見守りながら、彼らとの絆を深めていく過程は、RPGファンにとって大きな喜びとなるでしょう。

戦闘システムについては、生徒たちの提案から1つの行動を選択するという独特の方式に、最初は戸惑いを感じました。しかし、慣れてくると、まるで生徒たちと一緒に戦略を練っているような一体感が生まれ、新鮮な体験となりました。

ストーリー面では、異能を持つ者たちの苦悩や社会の歪みが描かれ、単なる学園ものに留まらない深みを感じました。周回プレイを前提としたストーリー展開も興味深く、2周目、3周目と進むにつれて新たな発見があるのは大きな魅力です。

一方で、いくつかの課題も感じました。イベントシーンでの立ち絵の使い回しが多く、重要なシーンでも動きのある演出が少ないのは少々残念でした。また、戦闘のテンポがやや遅く感じる場面もあり、今後のアップデートで改善されることを期待します。

難易度については、イージーモードでもかなりの難しさを感じる場面があり、RPG初心者には少しハードルが高いかもしれません。しかし、やり込み要素の多さや育成の楽しさを考えると、RPGファンにとっては十分に魅力的な作品だと言えるでしょう。

総プレイ時間は1周目で約30時間程度でしたが、真のエンディングを見るためには複数回のプレイが必要です。育成や戦略の試行錯誤を楽しみたい方、じっくりと物語に浸りたい方にとっては、非常に満足度の高い作品になるはずです。」(ゲーム担当 K)