【バットマン:アーカム・トリロジー レビュー】ダークナイトの究極体験がSwitchに登場

バットマン:アーカム・トリロジー レビュー

商品情報:

  • 商品名: バットマン:アーカム・トリロジー
  • キャッチコピー: ダークナイトの究極体験がSwitchに登場
  • カテゴリ: ゲームソフト
  • 販売元: WB Games
  • 価格: 5,791円(記事制作時点での価格)
  • 発売日: 2023年12月1日発売
  • 商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0CGDM3VSW/

導入文

バットマンシリーズの金字塔「アーカム」三部作が、ついにNintendo Switchに登場。ゴッサム・シティの闇に潜む犯罪者たちと戦う、究極のダークナイト体験が今始まる。

商品の特徴

  • 「アーカム・アサイラム」「アーカム・シティ」「アーカムナイト」の3作品を収録
  • 全てのダウンロードコンテンツを含む完全版
  • Rocksteady Studios開発による高品質なゲームプレイとストーリー
  • ジョーカー、スケアクロウ、ポイズン・アイビーなど、人気ヴィランが多数登場
  • バットマンならではのガジェットを駆使したアクション
  • 広大なオープンワールドを自由に探索可能
  • 17才以上対象の成熟したストーリー展開

本文

伝説の始まり:アーカム・アサイラム

トリロジーの第1作「アーカム・アサイラム」は、シリーズの基礎を築いた傑作だ。舞台となるアーカム・アサイラムは、独創的で不気味な雰囲気に満ちている。プレイヤーはバットマンとなり、ジョーカーの陰謀に立ち向かう。グラップリングフックやバットラングなど、お馴染みのガジェットを駆使したアクションが爽快感を演出する。

広がる世界:アーカム・シティ

第2作「アーカム・シティ」では、舞台が広大なオープンワールドへと拡大。ゴッサム・シティの一角に作られた巨大な監獄都市を自由に探索できる。キャットウーマンやペンギンなど、新たなキャラクターも多数登場し、物語にさらなる深みを与えている。グライディングによる移動やコンボアクションの洗練など、ゲームプレイも大幅に進化している。

究極の完成形:アーカムナイト

三部作の完結編「アーカムナイト」は、シリーズの集大成とも言える作品だ。ゴッサム・シティ全体を舞台に、スケアクロウの壮大な計画に立ち向かう。バットモービルの導入や、より複雑化したコンバットシステムなど、新要素も盛りだくさん。ストーリーも過去2作の伏線を回収しつつ、バットマンの心理にも踏み込んだ重厚な内容となっている。

Switch版の特徴と注意点

Nintendo Switch版では、3作品とそのDLCを1本のソフトで楽しめる。ただし、容量の関係で「アーカム・シティ」と「アーカムナイト」は別途ダウンロードが必要となる。必要な空き容量は50GB以上と、かなり大きいので注意が必要だ。

グラフィックや処理性能については、オリジナル版と比べると若干の劣化は避けられない。特に「アーカムナイト」では、フレームレートの低下や描画の簡略化が目立つ場面もある。ただし、携帯モードでプレイできる利点を考えれば、十分に楽しめる品質は確保されている。

編集部員Impression

「『バットマン:アーカム・トリロジー』は、アクションアドベンチャーゲームの金字塔とも言える作品群です。特に印象的だったのは、バットマンの世界観の再現度の高さ。ゴッサム・シティの暗く湿った空気感や、バットマンの動きの重厚さなど、まさに’ダークナイト’の世界に入り込んだような没入感があります。

ゲームプレイに関しては、3作品を通じて進化を感じられるのが面白いポイントです。「アサイラム」で確立された基本システムが、「シティ」でより自由度の高いものになり、「ナイト」で完成形に至る過程は、まさにゲーム開発の教科書のようです。

ストーリー面でも、単なるヒーロー物語を超えた重厚さがあります。特に「アーカムナイト」では、バットマンの内面にも踏み込んだ展開に、大人向けのコミックを読んでいるような深みを感じました。

ただし、Nintendo Switch版については、技術的な制約による課題も見られます。特に「アーカムナイト」では、処理落ちやグラフィックの劣化が目立つ場面があります。また、一部のユーザーからはバグやフリーズの報告もあるようで、今後のアップデートに期待したいところです。

それでも、3作品とDLCを含むこのボリュームを携帯で楽しめるのは大きな魅力です。電車の中や寝る前のベッドの上など、いつでもどこでもゴッサム・シティを守れるのは、バットマンファンにとって夢のような体験でしょう。

総じて、バットマンファンやアクションアドベンチャーゲームが好きな方には、強くおすすめできる作品です。技術的な問題さえクリアされれば、間違いなく名作と呼べる一本だと言えるでしょう。」