【The DioField Chronicle】リアルタイム戦略の新境地! スクエニ渾身の新作シミュレーションRPG

The DioField Chronicleレビュー

商品名:The DioField Chronicle
キャッチコピー:リアルタイム戦略の新境地! スクエニ渾身の新作シミュレーションRPG
カテゴリ:ゲームソフト
販売元:スクウェア・エニックス
価格:2,513円(記事制作時点での価格)
発売日:2022年9月22日
商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4WLGHFH

スクウェア・エニックスが贈る完全新作シミュレーションRPG「The DioField Chronicle」がNintendo Switchに登場! 本作は、リアルタイムで展開される戦略的なバトルと、重厚なストーリーが魅力の意欲作だ。

商品の特徴

  • 「リアルタイムタクティカルバトル」システムを採用
  • ファンタジー・中世・現代を融合した独自の世界観
  • ジオラマ風の戦場表現でリアリティと視認性を両立
  • 豪華クリエイター陣による美しいグラフィックとサウンド
  • 傭兵団の運営と成長を楽しめるRPG要素
  • TVモード、テーブルモード、携帯モードに対応
  • CEROレーティング審査中(2022年9月時点)

独自の世界観と重厚なストーリー

本作の舞台は、ロウテイル大陸の片隅にあるディオフィールド島。大陸では帝国と連合国の戦争が激化する中、資源の宝庫であるこの島が新たな戦場となろうとしていた。

プレイヤーは傭兵団「ブルーフォックス」の一員となり、混迷を極める時代を生き抜いていく。ファンタジー、中世、現代の要素が融合した独特の世界観の中で、重厚な軍記物語が展開される。

新感覚の「リアルタイムタクティカルバトル」

本作最大の特徴は、「リアルタイムタクティカルバトル」と呼ばれる新しい戦闘システムだ。従来のターン制とは異なり、リアルタイムで進行する戦場で、瞬時の判断と的確な指示が要求される。

ジオラマ風の戦場表現により、戦況を把握しやすく、かつ臨場感のあるバトルを楽しめる。部隊の特性を活かしつつ、魔法や召喚獣を駆使して戦況を有利に進めていく戦略性の高さが魅力だ。

豪華クリエイター陣による高品質な演出

グラフィックやサウンドにも注目だ。キャラクターデザインにタイキ氏、コンセプトアートに上国料勇氏、そして音楽に「ゲーム・オブ・スローンズ」で知られるラミン・ジャヴァディ氏とブランドン・キャンベル氏が参加。高品質な映像と音楽で物語を彩る。

RPG要素で広がる育成の楽しさ

戦闘の合間には、傭兵団の拠点で様々な準備が可能。装備の購入や強化、新たなスキルの習得など、RPG要素も充実している。キャラクターや部隊を成長させることで、より戦略の幅が広がっていく。

編集部員Impression

「従来のシミュレーションRPGとは一線を画す、新しい体験ができる作品です! 特に印象的だったのは、リアルタイムで進行する戦闘システム。最初は戸惑いましたが、慣れてくると瞬時の判断を要求される緊張感がクセになります。

ストーリーは重厚で、政治的な駆け引きや人間ドラマが丁寧に描かれています。ただ、ナレーションで進行する部分が多く、キャラクターの心情の機微までは伝わりにくい面も。もう少しキャラクター同士の会話シーンがあれば、より没入感が増したかもしれません。

グラフィックは美しく、特にジオラマ風の戦場表現は秀逸。戦況を把握しやすく、かつ臨場感もあり、絶妙なバランスを実現しています。BGMも雰囲気抜群で、ゲーム世界に引き込まれる一因となっています。

RPG要素も充実しており、キャラクターや装備の強化、スキルの習得など、やり込み要素は十分。ただ、選択肢が多いぶん、最適な育成方針を見出すのに時間がかかるかもしれません。

一方で、気になった点もいくつかあります。戦闘の難易度調整がやや甘く、中盤以降はやや単調になりがち。また、ユーザーインターフェースにも改善の余地があり、特に文字の小ささは気になりました。

総評としては、新しい試みに挑戦した意欲作だと感じました。従来のシミュレーションRPGファンはもちろん、リアルタイムストラテジーに興味がある方にもおすすめできる一作です。ただし、じっくりと腰を据えてプレイする時間がある方向けかもしれません。

発売から時間が経ち、価格も下がっているので、興味がある方は手に取ってみる価値は十分にあると思います。続編が出れば、さらなる進化が期待できそうですね。」(編集部 S.K)