【トリガーハートエグゼリカレビュー】メカ少女が活躍する傑作シューティングが蘇る!

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はじめに

2006年にアーケードで登場し、熱狂的な人気を集めた「トリガーハートエグゼリカ」が、ついにNintendo Switchに登場。独特のゲームシステムと魅力的なキャラクターで話題を呼んだ本作の魅力を詳しく紹介します。

「トリガーハートエグゼリカ」の最大の特徴は、敵をキャッチして回転させ、他の敵に投げつけるという独特のゲームシステムです。このシステムにより、単なる弾幕避けだけでなく、戦略的な攻撃が可能になっています。敵を投げた軌跡上にある敵や弾も消滅するため、爽快感抜群のプレイが楽しめます。

本作では、オリジナルのアーケードモードに加え、家庭用版で追加されたストーリーモードを収録。さらに、今回の移植に際して新たにアレンジモードとトレーニングモードが追加されました。アレンジモードでは難易度が調整され、より幅広いプレイヤーが楽しめるようになっています。

Nintendo Switchの特性を活かし、縦画面モードに対応。アーケード版さながらの臨場感あふれるプレイが可能です。また、インターネットランキング機能により、全国のプレイヤーとスコアを競い合うことができます。

新規アレンジ音源を含むサウンドモードが収録されており、ゲーム音楽ファンも満足できる内容となっています。また、パッケージ版は両面ジャケット仕様となっており、コレクター心をくすぐる仕上がりです。

実際にプレイしてみて、まず驚いたのがゲームシステムの独創性です。敵をキャッチして投げるという操作は、最初は慣れませんが、一度コツを掴むと非常に爽快です。特に、大量の敵や弾を一気に消し去る瞬間は、言葉では表現できないほどの快感があります。

グラフィックに関しては、2006年当時のアーケード版を忠実に再現しているため、現代の目から見ると少し物足りなさを感じる部分もあります。しかし、メカ少女のキャラクターデザインは今見ても魅力的で、ドット絵ならではの味わいがあります。

ゲームバランスは、アーケードモードではかなりの難易度ですが、新たに追加されたアレンジモードでは適度に調整されており、初心者でも楽しめる内容になっています。トレーニングモードの追加も、上達を目指すプレイヤーにとっては嬉しい要素です。

縦画面モードは、まさにアーケード版そのものの雰囲気を味わえる素晴らしい機能です。Nintendo Switchを縦に構えてプレイすると、懐かしさと新鮮さが同時に押し寄せてきます。

一方で、ゲームの難易度がやや高めに設定されているため、シューティングゲームが苦手な方には少しハードルが高く感じられるかもしれません。また、ストーリーモードの展開がやや単調で、物語性を重視するプレイヤーには物足りなさを感じる可能性があります。

総合的に見て、独創的なゲームシステムと懐かしくも新鮮な体験を提供してくれる本作は、シューティングゲームファンにとっては見逃せない一品です。特に、アーケード全盛期を知るゲーマーには、強くおすすめできる作品だと感じました。

縦スクロールシューティングの新たな可能性を示した「トリガーハートエグゼリカ」を、この機会にぜひ体験してみてください。