【十三支演義 偃月三国伝1・2 レビュー】猫族と人間の絆を描く独特の三国志ファンタジー

十三支演義 偃月三国伝1・2 レビュー

商品情報:
商品名: 十三支演義 偃月三国伝1・2 for Nintendo Switch 特装版
キャッチコピー: 演義再演。「十三支演義 偃月三国伝」がNintendo Switchで登場!
カテゴリ: Nintendo Switchゲームソフト
販売元: アイディアファクトリー
価格: 8,022円(記事制作時点での価格)
発売日: 2022年9月22日
商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B09Y55RJMW/

人間と猫族の物語を軸に、三国志の世界観を独自にアレンジした乙女ゲーム。1作目と2作目がセットになった特装版で、壮大な物語を一気に楽しめる。

本作の特徴

  • 三国志の世界観に猫族という独自の設定を加えたファンタジー
  • 1作目と2作目がセットになった特装版
  • 8人の個性豊かな攻略対象キャラクター
  • 豪華声優陣による熱演(石田彰、岡本信彦、鈴村健一、鳥海浩輔、鈴木達央、遊佐浩二、櫻井孝宏、森田成一 他)
  • 「桃園システム」や「介入システム」など独特のゲームシステム

猫族と人間の絆を描く独特の三国志ファンタジー

本作最大の魅力は、三国志の世界観に猫族という独自の設定を加えたファンタジー世界です。人間と猫族の関係性や、それぞれの立場からの物語展開が、プレイヤーを強く引き込みます。1作目と2作目がセットになっているため、壮大な物語を一気に楽しむことができます。

特筆すべきは、「桃園システム」や「介入システム」など、独特のゲームシステムが用意されている点です。これらのシステムにより、プレイヤーは物語により深く関与し、様々な展開を楽しむことができます。

美麗なグラフィックと豪華声優陣

本作のグラフィックは非常に美しく、特にイベントCGは印象的です。三国志の世界観と猫族という独特の設定が、ビジュアル面でも見事に表現されています。また、豪華声優陣による熱演も見どころの一つで、キャラクターたちの感情の機微が丁寧に表現されています。

ゲームシステムも快適で、「桃園システム」や「介入システム」など、プレイヤーの興味を引く独自の機能が用意されています。

編集部員Impression

「十三支演義 偃月三国伝1・2」は、三国志の世界観を独自にアレンジした意欲作と言えるでしょう。猫族という独特の設定を加えることで、従来の三国志ものとは一線を画す新鮮な物語が展開されています。

1作目と2作目がセットになっている特装版は、物語全体を一気に楽しめる点が大きな魅力です。壮大な物語の流れを途切れることなく体験できるため、世界観にどっぷりと浸ることができます。

キャラクターたちの描写も魅力的で、それぞれが抱える問題や成長の過程が丁寧に描かれています。特に、人間と猫族の関係性や、それぞれの立場からの視点は興味深く、プレイヤーの心に強く響くでしょう。

「桃園システム」や「介入システム」など、独特のゲームシステムも本作の大きな特徴です。これらのシステムにより、プレイヤーは物語により深く関与し、様々な展開を楽しむことができます。特に「桃園システム」は、本編では描かれていないキャラクターたちのエピソードを垣間見ることができる点で、ファンにとっては嬉しい要素となっています。

グラフィックや音楽の品質は非常に高く、三国志の世界観と猫族という独特の設定をうまく表現しています。特に、イベントCGの美しさは多くのプレイヤーから高評価を得ています。

一方で、三国志の知識がない方や、ファンタジー要素の強い設定を好まない方にとっては、やや取っつきにくい面があるかもしれません。また、8人もの攻略対象キャラクターがいるため、全ルートを攻略するにはかなりの時間がかかる点にも注意が必要です。

総じて、「十三支演義 偃月三国伝1・2」は、三国志の世界観を楽しみつつ、新鮮なファンタジー要素を味わいたい方におすすめの作品です。独特の設定と壮大な物語展開、そして豊富なゲームシステムにより、長く楽しめる内容となっています。特に三国志ファンや、新しい形の乙女ゲームを求めているプレイヤーにとっては、非常に魅力的な一作と言えるでしょう。