【幻想マネージュ レビュー】ゆめかわいい世界観で紡がれる、魔法と遊園地の物語

幻想マネージュ レビュー

商品名: 幻想マネージュ
キャッチコピー: 「ゆめかわいい」世界観なのに濃密なストーリー
カテゴリ: ゲームソフト
販売元: MAGES.
価格: 5,055円(記事制作時点での価格)
発売日: 2020年1月30日
商品リンク(アフィリエイトではありません): https://www.amazon.co.jp/dp/B07Z9BZ9FS

LOVE&ARTが贈る新作乙女ゲーム「幻想マネージュ」がNintendo Switchに登場。フランスの移動遊園地を舞台に、魔法と秘密に彩られた物語が展開される。パステルカラーの世界観と濃密なストーリーのコントラストが魅力の一作だ。

商品の特徴:

  • フランスの移動遊園地「レーヴ」を舞台にした物語
  • 「マネージュ(回転木馬)」「夢」「魔法」などゆめかわいい要素満載
  • パステルカラーの世界観と濃密なストーリーのコントラスト
  • 人気イラストレーターMeij氏によるキャラクターデザイン
  • 豪華声優陣によるフルボイス
  • 「好感度」と「覚醒度」2つのパラメーターによる3種類のエンディング
  • エヴェイユシステムというミニゲーム要素

ゆめかわいい世界観で描かれる濃密なストーリー

本作の最大の魅力は、パステルカラーに彩られた幻想的な世界観と、それに反して展開される濃密なストーリーのコントラストだ。主人公エマは、父の形見であるオルゴールに導かれるように移動遊園地「レーヴ」を訪れる。そこで彼女は、遊園地で働く人々が魔法で囚われているという秘密を知ることになる。

エマは彼らを救うため、自身に眠る魔法の覚醒を目指すことになるが、そこには失われた10歳の記憶や、ハーメルン事件の謎など、様々な謎が絡み合う。可愛らしい世界観とは裏腹に、深みのあるストーリー展開が用意されている。

豪華声優陣が彩る個性豊かなキャラクター

攻略対象となる6人のキャラクターには、それぞれ個性豊かな設定が用意されている。「お茶目でミステリアスな園長」ヒューゴ(CV:羽多野渉)、「ヒューゴ第一主義のクールな経理」セルジュ(CV:梅原裕一郎)、「照れ屋なツンデレパフォーマー」クリエ(CV:下野紘)など、魅力的なキャラクターたちがプレイヤーを待っている。

豪華声優陣によるフルボイスは、キャラクターたちの魅力をさらに引き立てる。彼らの甘く優しいボイスは、ゆめかわいい世界観をより一層引き立てている。

やり込み要素も充実

ゲームシステムは選択肢分岐型アドベンチャーゲームとなっており、「好感度」と「覚醒度」2つのパラメーターにより、3種類のエンディング「Amour End」「Reve End」「大団円」へと分岐する。

特筆すべきは「エヴェイユシステム」というミニゲーム。このシステムを通じて主人公エマの魔法覚醒過程を体験できるのが面白い。ユーザーの納得感を高めるこのシステムは、ゲームにさらなる深みを与えている。

編集部員Impression

「『幻想マネージュ』は、一見するとただの可愛らしい乙女ゲームに見えますが、実際にプレイしてみると予想以上の深みがありました。パステルカラーの世界観と濃密なストーリーのコントラストは、新鮮で印象的でした。

特に、遊園地という夢のような舞台設定と、そこに隠された闇の部分のバランスが絶妙です。主人公エマの成長過程や、彼女を取り巻くキャラクターたちの秘密が徐々に明かされていく展開に、思わず引き込まれてしまいました。

豪華声優陣のフルボイスも魅力的で、キャラクターたちの個性がより際立っています。エヴェイユシステムというミニゲーム要素も、ただストーリーを読み進めるだけでなく、主人公の成長を実感できる良いアイデアだと感じました。

ただ、一部のレビューで指摘されているように、ストーリーの展開が予測しやすい部分もあり、ベテランプレイヤーにとっては物足りなさを感じる可能性もあります。また、UIデザインの一部に改善の余地がある点も気になりました。

それでも、乙女ゲーム初心者や、ゆめかわいい世界観が好きな方にとっては、十分に楽しめる作品だと思います。複数のエンディングがあるため、何度もプレイして様々な展開を楽しむことができるのも魅力です。ファンタジーな世界観と、少し切ない恋愛ストーリーを楽しみたい方にぜひおすすめしたい一作です。」