【象印マホービン NW-VB10-TA レビュー】コスパ抜群！機能性と使いやすさを両立したIH炊飯器

商品情報

毎日の食卓に欠かせないごはん。美味しく炊けるIH炊飯器は魅力的ですが、高価格帯のものが多いのが現状です。今回ご紹介する「象印マホービン NW-VB10-TA」は、2万円を切る価格ながら、本格的な炊飯機能を搭載したモデル。果たして、この価格帯でどこまでの性能を発揮できるのでしょうか？

この炊飯器の最大の特徴は、「黒まる厚釜」と呼ばれる内釜です。まる底の設計により、お米が対流しやすく、釜全体に熱が均一に伝わります。これにより、ムラなくふっくらとしたごはんが炊き上がります。

また、「熟成炊き」機能を搭載しており、時間をかけて芯までじっくり吸水させることで、うまみを引き出します。これは白米だけでなく、玄米にも対応しているのが特徴です。

白米はもちろん、玄米や雑穀米、おかゆなど、多彩な炊飯メニューを搭載しています。特に、栄養価の高い麦ごはんや雑穀米もおいしく炊ける点は、健康志向の方にとって魅力的でしょう。

また、白米の「急速メニュー」を使えば、1合を約30分で炊き上げることができます。忙しい朝や、急な来客時にも重宝する機能です。

「うるつや保温」機能により、最大30時間までおいしく保温することができます。これにより、炊いたごはんを無駄にすることなく、長時間おいしく食べられるのが特徴です。また、「高め保温」も選択可能で、少し高めの温度で保温したい場合にも対応しています。

「正直、この価格でここまでの性能が出せるのか、と驚きました。実際に使ってみると、その炊飯品質の高さと使いやすさに感動します。

まず、炊飯品質については申し分ありません。「黒まる厚釜」の効果か、ふっくらとした食感のごはんが炊き上がります。特に白米の炊き上がりは、より高価なモデルと比べても遜色ない quality だと感じました。

「熟成炊き」機能も素晴らしいです。確かに通常の炊飯と比べると時間はかかりますが、お米の一粒一粒がしっかりとした食感になり、うまみも増していると感じました。特に、高級米を使用した際にその効果が顕著でした。

多彩な炊飯メニューも魅力的です。玄米や雑穀米も美味しく炊けるので、健康志向の方にもおすすめできます。特に、麦ごはんの炊き上がりは素晴らしく、もっちりとした食感を楽しめました。

30時間保温機能も実用的です。朝炊いたごはんを夜遅くまで美味しく食べられるので、一人暮らしの方や、家族の食事時間がバラバラな家庭にとっては非常に便利だと感じました。

操作性も良好です。液晶画面が見やすく、ボタンの配置も直感的で使いやすいです。特に、よく使う「白米」と「保温」のボタンが大きく配置されているのが嬉しいポイントです。

サイズ感も good です。5.5合炊きながら、幅25.5×奥行37.5×高さ20.5cmとコンパクトなので、キッチンスペースを取りすぎません。

日本製であることも安心感があります。耐久性も高そうで、長く使えそうだと感じました。

ただし、気になる点もいくつかあります。まず、デザイン面では、高級感という点ではやや物足りなさを感じるかもしれません。機能性重視のシンプルなデザインなので、キッチンのインテリア性を重視する方には少し物足りないかもしれません。

また、「熟成炊き」機能は素晴らしいのですが、時間がかかるため、忙しい朝などには使いづらいかもしれません。ただ、タイマー機能があるので、前の晩にセットしておけば問題ないでしょう。

音については、IH式なので、炊飯中にそこそこの音がしますが、この価格帯の製品としては許容範囲内だと思います。

総合的に見て、この価格でこれだけの機能性と使いやすさを兼ね備えた炊飯器は珍しいと感じます。特に、コスパを重視する方や、初めてIH炊飯器を購入する方におすすめできます。高級炊飯器に迫る炊飯品質と、使いやすさを兼ね備えた、まさに実力派の一台だと言えるでしょう。